錆舟海碧

コラム

第八回、感情を信じるな!

前回でオタクの凋落と感情・共感優先のコンテンツの関連性と問題点、そしてまさにそれが問題になっている現状について述べたが、ではどうしたらよいのだろうか? まず、大事な事は感情をそのまま発露させることはしない方が良い、という事だ。極端な話、社会...
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第七回、感情、共感コンテンツとオタクの凋落

最近のネットを見ていると、かつてオタクと呼ばれていたであろう人々の凋落と空洞化が著しく、大きく変わった時代の様子に深いため息がこぼれる。例えば、『オタクはフィクションをたくさん読んでいるから陰謀論に引っかからない』みたいな言説などもそうだろ...
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第六回、村上春樹作品への感想に垣間見えた、とある問題

Xで『かつて村上春樹を気持ち悪いと感じていたが声を上げる事が出来ず、時代が変わって共感を得られるようになって嬉しい』という趣旨のポストがあり、これに対して出版・小説界隈の人々が『そんな事はない、当時からかなり批判されていた』という言説を揃っ...
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第五回、『何者か』とは闇である

さて今回は、Xなどでもよく見られる『何者かになる・なりたい』の『何者か』という概念について私見を述べてみようと思う。 実際、多くの場合これに惑わされる人は多いだろうと思う。大多数の人々がこの『何者か』であらんとしたり、なりたい人は少なくない...
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第四回、AIとイノベーションの波の話

AIの推進派と反対派が過激に過ぎる宗教戦争を繰り広げている中、文化庁が諸々の見解を改めて示したので、まともに文章が読める人なら矛を収めるべき地点に議論が至ったと見ていますが、即今のネット文化は感情から脱却していない人々があまりに多いので、今...
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第三回、どうなる? AI その一

X界隈を見ていると連日、イラストの生成AIに関しての議論が白熱しています。なかなかに過激な論調の人もいるようで、私のところにもDMで凸ってきた人がいますがお帰りいただきました。 というわけで今回は今話題のAIについて書いていきます。ただ、私...
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第二回、理想的な投稿サイトについて考えてみる

さて、一番最初に語るべきはこの話題でしょうか。現行の小説投稿サイトは実質『ラノベ投稿SNS』とでも言うべきものであって、それならそうとアナウンスしてくれと言いたくなる状態がずっと続いていますが、小さな変更は続いていても大幅には変わっておりま...
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第一回、錆舟海碧

知っている人はよろしく! 初めての人にはざっと自己紹介をしておきましょう。『名興文庫』の相談役を務めさせていただいております者です。 来歴としては比較的多めの仕事の経験と、複数の会社の役員や代表者を経て、現在は田舎でほぼ隠遁気味に人生のエン...
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